ついに長野県への移住が決定! うつ夫とビビリ犬とともに、『移住&二拠点生活』スタート!

【うつ夫の話②】妻、うつ夫の代理で精神科に通う

時はコロナ禍。

無職になった夫は引きこもるようになり、気分の落ち込みが激しい日々が頻繁にみられるようになりました。

突然ですが、はじめまして!アズサです。
浅間のふもとの『山の家』での二拠点生活歴17年。

ついに長野県への移住が実現!
『移住&二拠点生活』のノウハウを発信します。
ビビリ犬の“鴨”(犬の名前)も登場
するかも!?

↓ここまでの経緯は、こちらから↓

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精神科への通院を検討

夫がふさぎ込む日々か続き…

私が仕事から帰って来たら夫が死んでいた、っていうのだけはやめてね

なんて冗談半分、本気半分で言い聞かせることも多くなっていきました。

さすがに誰かに助けを求めないと、本当に夫を失ってからじゃ遅いんだ!と思って、まずはいつも頼りにしている義姉2人に現状を打ち明けました。

すると、看護師をしている義姉が、信頼できる病院を勧めてくれたのです。

そういえば、姉の一人は看護師だった!

もっと早く相談すれば良かった…

で、その精神科に電話して相談したら、

奥さまだけで相談に来てもいいですよ
薬も処方できますから大丈夫!

と言ってくれて…

やっぱりこういうことは一人で頑張るにも限界がある。

専門家に頼れる、っていう安堵感は、私の大きな支えになったと思います。

こうして、私一人の精神科通いが始まりました。

初めての精神科への代理受診での診断

電話からおよそ2週間後、はじめての精神科受診。

医師の初対面の印象は、穏やかそうなオジサン。

年齢は50代くらいでしょうか。

本人が受診しないことをとがめることもなく、

ご主人は、来られるようになったらでいいですよ

と最初に言ってくれました。

で、その医師に聞かれるまま、私は、夫の簡単な経歴や最近の様子を話します。

夫は、職場での人間関係が上手くいかず…
今は無職で引きこもり状態です

すると医師は

コミュニケーション障害ですね

とあっさり。

さらに、

夫は、W大学の大学院を出てMBAを取得しています
首席での卒業です

すると、医師は、

ものすごく頭がいいんだね
じゃあ、発達障害のASD(自閉症スペクトラム)、いわゆるアスペルガーかもね

と、これまたあっさり。

私はその時、心の中で

いやいや、この人、子どものころは遅刻が多かったみたいだし…
発達障害でもADHD(注意欠損・多動症)の方じゃないですか!?

とか、

この人、家庭環境がかなり複雑なんです
愛着障害っていう可能性も…

などのセリフが次々と頭の中に浮かび、口から出そうになったのですが…

なにせ本人が来ていない以上、私が何を言っても仕方ないだろうと思い、何も言えませんでした。

思ったより淡白だった問診。

なにせ本人が不在なので、その分色々聞かれるだろうと覚悟して、頭の中に夫のアレコレを準備していた私は、なんだか拍子抜けでした。

精神科って、こんなもんでいいのかなぁ。

こうして、私の大事な夫は、この日以来『コミュニケーション障害であろう患者』で、『ASDかもしれない患者』になりました。

夫は抗うつ剤を飲み始めました

本人不在のあっさりとした診察を終え、初めての精神科で無事に夫の薬をゲットした私。

帰宅後、医師が話してくれたことを、夫にマイルドに伝えました。

夫がこれ以上落ち込んだら元も子もないので、医師の言い方をそのまま伝えることは避けました。

初めての精神科で処方されたのは、『トリンテリックス』という薬。

従来の選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)の作用に加えて、その他のセロトニンを中心とした受容体の調節も行い、複合的な効果を期待するという種類の薬(S-RIM)らしいです。

簡単に言うと、セロトニンの働きを高めよう!ということらしい。

簡単に言い過ぎ!?

素人説明だから、この程度でご勘弁を。

比較的新しい薬だったので、ジェネリックがまだない薬でした。

それともう1種類、スルピリドという薬も同時に処方されています。

精神科への通院は2週間に1度、片道およそ1時間。

正直、まあまあ負担でした…

当の本人は

なんとなく行く気にならない

と言って、一緒に行く気配はないし。

服薬開始から1週間程度で、“劇的に”とは言わないまでも、今にも死んじゃいそうな、ひどい落ち込みはなくなったように思います。

実は、服薬初日の夜だけ、胃が痛くて眠れなかったようで。

横で寝ていた私は、そのことを起きてから知りました(気づかないまま横で寝ていてごめん)。

それ以降は問題なく飲めたものの、味覚が変わって、それまで好きだったアイスをほとんど食べなくなりました。

今思えば、味覚が変わったというより、副作用のせいでうっすら気持ち悪かったってことだろうと思っています。

  

『自立支援医療受給者証(精神通院医療)』の手続き

精神科の医師が、

しばらく通うのにお金もかかるから、市役所にこれを提出しなさい
そうすると、通院も薬の処方も1割負担で済むよ

と言って、一枚の書類を作ってくれました。

今回、この書類の発行に5000円くらいかかるけど、2回も通えば元は取れるから

元は取れるから…その言い方もどうかと思いましたが、正直言ってありがたい話でした。

それは、『自立支援医療受給者証』というもの。

おかげで初回こそ万札が飛びましたが、2回目以降の通院は、合計1000円程度で済むようになりました。

1か月2000円ぐらいなら、経済的にどうにか続けられる…!

正直、ホッとしました。

その時すでに夫の収入がゼロになって1年半…

私の収入は、パート公務員の給与のみで10万円程度でした。

もし、現在この『自立支援医療受給者証』を発行してもらえる制度を利用しないで精神科に通っている方がいましたら、かかりつけの医師に相談してください!

あと、経済的な負担を危惧して精神科へ行くのをためらっている場合は、まず先に

医療費が1割負担になる制度があるって聞いたのですが…

と、電話で相談してから予約するのもいいと思います!

いざとなったら話せる専門家がいる、事情を把握している専門家がいる、っていうだけで、パートナーの安心感は違いますよ。

それこそ、素人の自分だけで抱えていたせいで大切な人を失ったら、どんなに後から後悔しても間に合わないのですから…。